忍者ブログ

2024/09/15 (Sun)
「[PR]」
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2011/01/14 (Fri)
「主語・述語の把握3」
Comments(0) | TrackBack() | 英文解釈(難問)

さて、みなさんはこの英文を即座に理解し、和訳することができるでしょうか。
第3弾です。
今回は少し難解です。

Among topics we discussed over lunch was the regrettable habit film directors then had of altering the plot of a novel to suit themselves, to the extent even of changing a sad ending into a happy one.

神戸大の問題です。


第2弾同様、この文もAmongという前置詞から始まっています。

discussは他動詞ですが、we discussed over lunchと目的語の脱落が見え、前にtopicsという名詞がありますので、前置詞句の決定は容易にlunchまでであることがわかります。

続いて動詞のwasです。

主語は倒置が起こってhabitです。

この後、film directors then had of altering the plot of a novel to suit themselvesとありますが、film directors then had / of altering the plot......と区切ることができたでしょうか。

「had of......なんていう熟語あったかな」と思ってはいけません。

habitをfilm directors then hadという関係詞節とof altering the plot of a novel to suit themselvesという前置詞句が修飾しているのです。

節がどこまでなのかをきちんと把握できることがより高度な英文解釈へのキーです。



(Among topics we discussed over lunch) wasV the regrettable habitS (film directors then had) / (of altering the plot of a novel to suit themselves), to the extent even of changing a sad ending into a happy one.

直訳: 昼食をとりながら私たちが論じた話題のひとつは、悲しい結末をハッピーエンドに変えさえしてしまうほど自分の都合で小説の筋書きを変えるという当時の映画監督の困ったくせについてであった。

「これでは長すぎる!」という方には、

意訳: 昼食をとりながら話し合った話題の中に当時の映画監督のこまったくせがあった。彼らは自分の都合で小説の筋書きを変え、悲しい結末をハッピーエンドに変えてしまうことさえあるのだ。


難関大学の英文にはこういう倒置はざらにあります。

少しずつならしていくといいと思います。
PR



トラックバック

トラックバックURL:

コメントを投稿する






<< センター試験終了  |  ホーム  |  主語・述語の把握2 >>