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2011/01/14 (Fri)
「主語・述語の把握2」
Comments(0) | TrackBack() | 英文解釈

さて、みなさんはこの英文を即座に理解し、和訳することができるでしょうか?
第2弾です。

On the ability of individuals to learn to live in harmony with others depends the future of mankind and the world.

中央大の問題です。


Onという前置詞から始まっているこの英文は曲者です。

前置詞句は当然M(修飾部)であり、文の成分にはなれないのでこいつは主語ではありません。

主語になれるのは名詞及び代名詞だけだからです。


動詞を見てみましょう。

dependsですね。

ここでぴんと来た方はいらっしゃるでしょうか。

dependはdepend on Aという形で「Aに依存する」という熟語になっています。


残るはthe futureだけが主語となりえるわけです。

この文では倒置が起きているんですね。


(On the ability of individuals to learn to live in harmony with others) dependsV the futureS of mankind and the world.

直訳: 人類と世界の将来は個々人が他者と調和して生活することができるようになる能力にかかっている。


また、倒置を意識して訳すと、

意訳: 個々人が互いに調和して生活することができるようになれるかどうかに人類と世界の将来はかかっているのである。


倒置が起こっている理由としては「結論(On以下othersまで)を強調したいから」だと考えられます。

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