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2011/02/24 (Thu)
「挿入、修飾語と文の骨格の把握8」
Comments(1) | TrackBack() | 英文解釈

次の記事でお知らせとして書きますが、2次試験+αのため、2/28くらいまでまたまた更新がストップします。

 In the world of nature there are always compensations. As a country lad, I became familiar at an early age with the farming maxim that "there is never a year when every crop succeeds, nor when every crop fails." In recent years a farming elite and its advisers have started to assume otherwise. They have been convincing themselves that if they prepare their plans according to the latest scientific knowledge and put them efficiently into practice, success is assured.

同志社大の問題です。

単語
lad: 少年
maxim: 格言



 The crucial issue is whether the essence of life resides in the heart or in the brain. Because the body rarely shuts down all its systems at once, and because hospitals have access to the most modern life-preserving machinery, it is entirely possible that the brain, deprived of an adequate supply of oxygen, could die while the patient, often with the help of hospital equipment, remains alive.


私の解答: 決定的な問題は生命の本質が心臓にあるのかそれとも脳にあるのかということである。身体が全ての機能を一挙に停止することはほとんどなく、また病院も最先端の生命維持装置を持っているので、一方十分な酸素が供給されなくなったら脳死こそすれ、他方医療器具の力をもってすれば患者は生命を維持できるということは十分考えられる。


「脳死は生命の死か否か」は昨今より議題にあがっていますね。


>>ゲルトガさん

決定的なことは生命の根幹が心臓と脳のどちらに宿っているのかだ。人の体が全機能一斉に止めるということはまれであるし、病院も最先端の生命維持装置を用意している。だから、患者がしばしば病院の設備によって生きながらえている間にも、十分な酸素が行き渡らなくて脳が死んでしまうことはありうる。


オレンジ線。

1つめは日本語の問題です。

「人の体が全機能を」の方がしっくりくるように思われます。


2つめ。

whileの根幹となっている概念は「両立」です。

A while Bとすると「AとBは両立している」ような状態です。

ここから、

1. 「~する間に」(二者の時間的両立)

2. 「~する一方で」(別個の事実の両立)

3. 「~ではあるが」(相反する事実の逆説的両立)

以上の3つのうちから最も適切な訳をえらんでやるわけですけれども、今回は2が最も適切でしょう。

また、while以下は従属節ですが、この文章においてはandとほぼ同意とみなしてよく、むしろwhile以下の情報をメインに持ってきた方がしっくりくる文章がつくれると思われます。

たまに「英語は左から右へ情報が流れていく」とか「英語の順番通りに訳す」とか「前の情報より後ろの情報の方が重要である」などといったことをお聞きになりませんか?

今回がまさにそれなのです。

「脳死するかもしれない」→「患者は生命維持可能」という情報の流れの通りに訳すとうまくいくということです。

もっと簡単な例。

e.g. I beat him because he was too rude to me.(私が彼を殴ったのは彼が私に対してとても失礼であったからだ。)

あと細かいことを申し上げさせていただくならば、entirely possibleのentirelyの訳出も試みていただきたいと思います。
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1. posted by ゲルトガ  2011/03/04 16:52
自然界には学ぶことが多い。田舎の少年がそうであるように、私は幼い頃に「全ての芽が出る年も、全ての芽が出ない年も無い」という農業の格言に慣れ親しんだ。近年、農業エリートやその助言者は違ったふうに想定し始めた。最新の科学知識に基づいて計画を立て、熱心に実行すれば、成功は約束されていると、彼らは自分自身に言い聞かせている。

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